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Jul

本日は米インフレ指標発表

user 著者 鳥羽賢

11日夜に米6月CPIの発表が予定されている。

10日夜にパウエル議長は下院で証言

11日の午後9時半に米6月CPIの発表が予定されており、前月より0.2ポイント低い前年同月比+3.1%と予想されている。また10日夜にはFRBのパウエル議長が前日の上院に続いて米下院で証言を行ったが、前日と同じく利下げに対し明言する内容はなかった。早期利下げ観測の後退を受けて10日のNY株式市場は堅調な1日となり、ダウ工業平均は429ドルの大幅高で終了し、S&P500指数とNASDAQ総合指数は史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの6月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

連日の史上最高値更新

9日の場中に800円上昇して史上最高値を大幅に更新した日経225平均だが、一夜明けても勢いは止まらなかった。前日のNYダウは52ドルの小幅安で終了し、その流れから10日の東京市場では136円安の41,444円で寄り付き。しかし買いの勢いは止まらず、前場中に前日終値を回復した後、後場になると一段と上昇。この日は251円高の41,831円で終わり、連日の最高値更新となった。夕方以降の先物も上昇が止まらず、史上初めて42,000円をつけてその後も数百円上昇した。

米ドル/円

円安進行し一時161.8円

前日のパウエル議長による米上院証言で利下げに関する明確なメッセージがなかったことで為替は円安に動き1ドル=161円を突破。そして10日朝方には161円30銭付近で推移していたレートは、日中から夕方すぎにかけて緩やかな円安が進行した。午後11時からパウエル議長が米下院で証言を行い、「インフレ目標達成にさらなる確信が必要」と前日に続き利下げに慎重な内容だった。この証言を受けて一時は161円80銭まで円安になったものの、そこで円安は一旦止まりその後は多少後退した。

WTI原油

原油在庫減を受けて買われる

米ではハリケーン「ベリル」の原油生産への影響が当初の予想より軽微に留まるとの見通しが広がり、今週になってから原油相場は軟調な動きが継続。10日朝方には81.5ドル付近にあったNY原油は日中は下落し午後に一時は81ドルを割り、その後は夕方にかけて反発した。そして夜には米原油在庫が発表され予想の前週比40万バレル増に対し発表は340万バレルの大幅減だった。ガソリン在庫も予想以上に減少し、この統計発表後に価格が高騰して11日朝方には83ドルに接近している。

NZドル/円

NZ中銀は政策金利を据え置く

NZ中銀が10日午前11時に政策金利を発表し、5.5%のまま据え置きだった。しかし声明はこれまでの「金融政策は長期間制約的なものに留まる」との文言が変わり、今後の利下げを示唆する内容になっていた。政策金利発表の10日午前にはやや上昇して一時1NZドル=99円をつけたが、今後の利下げを示唆する声明が出たことで1円近く急落。その後は午後から夜、そして11日未明にかけて98円台前半での細かい上下が続いた。

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