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30
Aug

本日は欧米のインフレ指標発表

user 著者 鳥羽賢

本日は米とユーロ圏のインフレ指標が発表される。

29日のNYダウは最高値更新

30日は午後6時にユーロ圏の8月消費者物価指数の発表が予定されており、前年同月比+2.8%と予想されている。また午後9時半には米の7月個人消費のPCEデフレーターの発表が予定されており、前年同月比+2.7%と予想されている。そのような状況だが29日夜に発表された米第2四半期GDP改定値が予想を上回ったことで、この日のNY株式市場は終日堅調な展開。ダウは一時41,500ドルを超えて史上最高値を更新し、終値も最高値の41,345ドルだった。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の8月消費者物価指数が発表されます。午後9時半にアメリカの7月個人消費のPCEデフレーターが発表されます。

日本225(円)

先物が大暴落以降の最高値

前日のNYダウは159ドル安で終わり、その流れから東京市場では日経225平均が252円安の38,119円で寄り付き。寄り直後に一旦38,000円を割ったがすぐに急反発して38,200円付近に戻り、前場はそのまま38,200円台で推移。昼休み中の先物が買われたことで後場は38,300円台から始まり、その後も大きな動きがなく終値はわずか9円安の38,362円だった。夕方以降の先物は発表された米GDPが予想を上回ったことで上昇し、一時は大暴落後の最高値となる38,700円をつけた。

米ドル/円

米GDP発表後に急騰

米ドル/円は29日日中には目立った材料がないまま1ドル=144円60銭付近でほぼ横ばい。そして午後9時半には米第2四半期GDP改定値が発表され、予想の前期比年率+2.8%を上回る+3.0%だった。この統計によって米経済に対する楽観的な見方が広がり、発表後に1円近く上昇して一時は145円50銭に。だが数時間後にはほぼ発表前の水準に戻り、そのまま30日朝方まで144円台後半に留まった。

WTI原油

需給懸念台頭で77ドルに接近

29日日中のNY原油は主に74ドル台後半で推移し、夕方頃に一時的に74ドル台前半まで下がったがすぐに反発した。そして午後9時半に発表された米GDPが良好だったことや、イラクがこれまでの減産に足りなかった分を解消するために9月に減産を実施と発表したことで、午後10時頃から原油価格は急上昇。午後11時頃には77ドルに接近したが、その後は反落して30日未明には主に76ドル付近で推移した。

エヌビディア

決算発表後に6%安

エヌビディアが日本時間の29日早朝に5~7月期決算を発表。売上高は前年同期比122%増の300億ドル、純利益は同168%増の166億ドルでどちらも過去最高の良好な内容だった。しかし新製品の投入が遅れる懸念が示唆され、来期の売上高見通しが達成できるか不安が高まった。前日を125.61ドルで終えた同社の株だが、発表後の時間外市場では一時8%安の115ドル台まで下落。30日のNY株式市場前半では一旦前日終値付近で反発したものの、後半になると崩れて終値は6.4%安の117.59ドルだった。

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