17日夜にユーロ圏とトルコの政策金利が発表される。
16日夜に発表された米住宅指標や他の経済指標はほぼ予想通りの内容だった。この日のNY株式市場前半はダウ工業平均が前日終値よりややマイナスで推移。そして日本時間の17日午前2時半からFRBパウエル議長が講演を行い、「関税の経済的影響は予想より大きい可能性が高い」と関税の経済への悪影響を強調。さらに利下げに慎重な発言もあったことで、その後のNY株式市場は全面安相場に。ダウ工業平均は一時1,000ドル近く下げ、終値は699ドル安の39,669ドルだった。
今日の展望
今日は午後8時にトルコの政策金利が発表されます。午後9時15分にユーロ圏の政策金利が発表されます。
前日のNYダウは155ドル安で終わり、その流れからこの日の日経225平均は18円安の34,249円で寄り付き。しかし日中には為替で円高が進行したことが売り材料となり、前場から後場にかけて下げが続き終値は347円安の33,920円だった。夕方になると「中国が米との関税交渉に応じる用意」と報じられたことが買い材料となり、先物が数百円急騰。その後夜から17日未明にかけて34,200円付近に留まっていたが、パウエル議長が講演で利下げに慎重な姿勢を見せると500円以上急落した。
米ドル/円は16日朝方には1ドル=143円だったが、米国や世界経済への懸念を背景に米ドル売りが増えて日中は円高・米ドル安が進行。夕方頃には「中国が米との交渉に応じる用意」と報道されたことから数十銭急騰した。その後しばらくは142円台後半に留まっていたものの、17日午前2時半からのFRBパウエル議長の講演で利下げに慎重な発言があるとその後米ドル売りが増え、昨年9月以来となる141円台をつけた。
世界経済の後退懸念を背景として、逃避資産である金の需要が高まり最近の金は最高値更新が続いている。16日朝方に3,250ドルだったNY金は、この日も買いが止まらず午後には3,300ドルをつけてまたも最高値を更新。その後も上昇は続き、17日未明のFRBパウエル議長の発言も買い材料となりその後は一時3,350ドルをつけた。
世界的な景気後退懸念から原油需要の後退懸念が高まり、最近の原油は軟調な動きが多い。16日朝方には61.5ドルだったNY原油は、午前中から正午過ぎにかけて1ドルほど下落した。しかし夕方になって「中国が米との交渉に応じる用意」と報じられると楽観的な見方が広がり急騰。さらにこの日、米がイランに対して新たな制裁を発表したことや、イラン産原油を買っているとされる中国の石油関連施設にも制裁を発表したことも買い材料となり、17日午前には63ドルを回復した。
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