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Jun

今週最後のNY株式市場も下落

user 著者 鳥羽賢

23日のNYダウは219ドル安だった。

米利上げの長期化に警戒

先週のFOMC後のパウエル議長の会見や同議長による今週の議会証言で「今年あと2回は利上げを行う」と明言していたことから、市場では米利上げの長期化懸念が台頭。利上げ長期化への警戒のため23日のNY株式市場も前日までに引き続き軟調な展開となり、ダウ工業平均は一時300ドル下落し終値は219ドル安。先週から数えて5営業日連続安となった。

来週月曜の展望

来週月曜は午後5時にドイツの6月IFO企業景況感指数が発表されます。

日本225(円)

後場に大幅下落

前日のNYダウは4ドル安で終了したものの、円安を受けて23日の東京株式市場では日経225平均が194円高の33,458円でスタート。前場に一旦200円ほど下げたが、昼休み中の先物が上昇して後場は再度33,400円付近から始まった。しかし景気後退懸念や5月以降の上がり過ぎによる高値警戒感から利益確定売りが多く入り、後場に暴落して一時はこの日の高値から1,000円近く安い32,500円台に。引け間際にようやく反発して終値は483円安の32,781円だった。

米ドル/円

144円近くまで円安進行

先週にFRBパウエル議長が今年あと2回の利上げを明言して以来円安・米ドル高が続いているが、23日日中は1ドル=143円付近で安定推移。夜にはアトランタ連銀のボスティック総裁が今年中の追加利上げに否定的な発言をしたため、やや下げる場面もあった。午後10時45分には米6月製造業・サービス業PMIが発表され、結果はまちまち。だがほぼ同時にサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が今年2回の追加利上げを支持する発言をしたため、その後急激な円安になり24日未明には144円に接近した。

ユーロ/円

夕方に大幅安

ユーロ/円は22日に156円台後半まで円安・ユーロ高が進行。23日日中はそのままの水準に留まった。しかし午後4時15分に発表された仏6月サービス業PMIが予想を下回ったことや、4時半に発表された独6月製造業・サービス業PMIがどちらも予想を下回ったことを材料に1円50銭ほど円高に動き155円近くまで下落。夕方以降はしばらく155円台で推移していたが、夜以降の円安トレンドで再度上昇して156円台で今週を終えた。

ビットコイン

約1年ぶりの450万円

先週に米資産運用大手のブラックロックがビットコインETFの上場を申請したことが買い材料となり、先週以降ビットコインは堅調な相場が続いている。23日日中は大きな動きがなく、430万円付近で横ばい。しかし午後11時から12時頃にかけて急上昇し、一時は昨年5月以来約1年ぶりとなる450万円をつけた。(注:チャートは米ドル表記です)

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