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20
Jul

世界規模のシステム障害が発生

user 著者 鳥羽賢

19日に世界的なシステム障害が発生した。

障害懸念でNY株も下落

19日に世界的な規模のシステム障害が発生し、世界各国で約5,000便のフライトがキャンセルされたり店舗でITを使った注文が受けられなくなるなど甚大な影響が出た。障害の影響はNY株式市場にも及び、ダウ工業平均は序盤から大幅下落しそのまま377ドル安で終了。またS&P500指数やNASDAQ総合指数もこの日はマイナスだった。そして障害の原因となったソフトの開発元クラウドストライクの株は10%超暴落した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後5時半に香港の6月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

40,000円を維持できず割る

前日のNYダウは7営業日ぶりの下げとなる533ドル安で終了し、その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均が161円安の39,965円で寄り付きと市場開始時から40,000円を割って7月2日以来の39,000円台をつけた。寄り後に急騰して40,100円を回復したものの前場の残り時間はまた売られ、後場開始直後には再度40,000円を割ったがその後上げに転じ終値は62円安の40,063円と40,000円を維持した。だが夕方以降の先物はNY株安とともに軟調な動きが続き、今週の終値は39,600円台だった。

WTI原油

中東の停戦期待で下げる

19日朝方には80ドル台後半にあったNY原油は、日中は新たな材料がなくその水準のまま横ばい。世界的なシステム障害も原油相場には大きく影響しなかった。だが夜になると、中東におけるイスラエルとハマスの紛争で停戦交渉が進むとの期待が高まり、停戦期待を受けて原油相場は下落。80ドルを割ってそのまま79ドルも割り、78ドル台で今週を終えた。

マイクロソフト

障害の影響は軽微

19日の世界規模のシステム障害はクラウドストライクの法人向けセキュリティソフトによって、Windowsが正常に立ち上がらなくなることで発生した。そのためクラウドストライクだけはなくマイクロソフトの株価への影響も懸念されたものの、大きな下げは見られず。前日を440.37ドルで終えた同社の株は、序盤に2%ほど下げたものそれ以上の下落はなく、終値は0.7%安の437.11ドルだった。

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