19日になって中国で仮想通貨に対する規制が強化されるとの情報が流れた。この情報が最近の仮想通貨売り地合をさらに悪化させ、日中からビットコインなど仮想通貨全般が暴落。夜になると下げが加速し1日で多くの通貨が30~40%もの価値を失う大暴落となった。
19日になって仮想通貨市場にとってマイナスとなる材料が出た。中国で金融業界の団体が、国内の金融機関に対して仮想通貨の関連業務を禁止するよう命じた。さらに中国の中央銀行である中国人民銀行も、仮想通貨を決済手段として認めないと発表した。
仮想通貨は最近売り材料が立て続けに出ていた。日本時間の5月13日には、テスラのイーロン・マスクCEOが「ビットコインはそのマイニングや取引のために化石燃料を大量に消費することを懸念している。したがってテスラが計画していたビットコインによる支払い受付を一旦停止する」と発言。さらにその後テスラが保有しているビットコインを売却との情報も流れた。
もともとマスク氏のビットコイン支持発言や決済として受け入れる用意があるとの発言からこれまで上昇してきたビットコインだが、マスク氏がビットコイン支持をやめたことで13日には仮想通貨の多くが暴落した。
そして19日の中国の規制強化は、仮想通貨全般に大暴落をもたらした。ビットコインは18日午後10時頃には470万円だったが、24時間後の19日午後10時過ぎには320万円と32%も下落。
イーサリアムはさらに酷い暴落となり、18日午後10時には37万円だったレートが19日午後10時過ぎには22万5000円まで40%下落。バイナンスコインも同様で18日午後10時には5万6000円だったレートがその後24時間で43%も暴落して3万2000円になった。
ここまで暴落すると、今回の仮想通貨ブームはもはや終わりが濃厚になってきたように見える。最近数ヶ月の高値から19日までの下落率を見ると、ビットコインは4月中旬の700万円から320万円で55%安。
ビットコイン以外の主要通貨の多くが最近高値をつけたので、高値後の暴落がビットコインより急激だった。イーサリアムは5月12日に48万円の高値をつけたが、19日までのたった1週間で55%も暴落して22万5000円に。
バイナンスコインは5月10日の7万5000円から19日には3万2000円と57%暴落。カルダノは5月16日に270円をつけたがわずか3日間で58%下落して115円に。ドージコインは5月8日の高値が80円だったが19日には24円と70%も暴落した。
他にも昨年米SEC(証券取引委員会)に運営元が提訴されたリップルや、2018年1月のコインチェックからの流出で話題になったネムも同様に暴落している。
第1次仮想通貨ブームは2017年後半から18年前半だった。そして2020年末頃から始まった第2次仮想通貨ブームも、結局数ヶ月間上昇が続いた後天井をつけて終わりそうになっている。
イーサリアムやバイナンスコインに見られるように、天井をつけてからわずか1週間ほどで大暴落して価値の半分以上がなくなるのが仮想通貨だ。今後機関投資家が仮想通貨のようなハイリスクな商品に投資をするのかどうか、疑わしくなるほど酷い暴落だった。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。