米で22日未明に、SECのゲンスラー委員長が来年1月をもって退任すると発表。これまで仮想通貨業界に厳しい姿勢を貫いてきた同氏の退任を受け、リップルは22日夜までに30%以上暴騰し他の仮想通貨も軒並み上昇している。
日本時間の22日未明に、アメリカでSEC(証券取引委員会)のゲンスラー委員長が来年1月をもって退任すると正式に発表された。
SECは過去数年仮想通貨業界への取り締まりを強め、数多くの訴訟も起こしてきた。特に2020年末に始まったリップル(XRP)の運営元に対する訴訟は大きく注目されていたが、2023年7月にリップル側の勝訴判決が出た。この訴訟はSECが現在控訴しており、まだ完全には終わっていない。
その他にも仮想通貨取引所のコインベースやバイナンスなども提訴しており、このような動きは全てゲンスラー委員長の指揮の下行われていた。
しかし大統領候補だったトランプ氏は7月のビットコインのイベントで、「私が大統領になったらゲンスラーをクビにしてアメリカを仮想通貨の超大国にする」と発言。そしてトランプ氏は11月の大統領選で勝利した。
トランプ氏が勝利したことで、来年1月以降にゲンスラー委員長に対し退任圧力がかかることが確定した。そのような将来が見えたため、任期は2026年までだったゲンスラー氏が自主的に退任を表明したと思われる。
なお正式な後任の委員長はトランプ氏の大統領就任後に決められる。それまでは委員のへスター・ピアース氏やマーク・ウエダ氏などが、委員長代理を務めると見られている。
これまでSECの取り締まり攻勢によってアメリカの仮想通貨業界が抑えつけられていたため、その元締めだったゲンスラー委員長が退任と発表されると仮想通貨業界の見通しが一気に明るくなった。
見通しの改善を受けて22日未明以降は仮想通貨市場が上昇。特にSECに直接的な形で提訴されていたリップルの動きが激しく、22日に日付が変わった時点で170円だったレートはその後30%以上大暴騰して22日夜には一時230円をつけた。
またステラルーメン(XLM)という仮想通貨は、リップルの開発者の1人だったジェド・マカレブ氏が開発し、性質も似ていてリップルに近い仮想通貨だ。そのためゲンスラー氏退任の報道でステラルーメンも同様に暴騰し、22日になった時点で36円だったレートは22日夜までに30%上昇して一時47円をつけた。
ビットコインのようにSECから「有価証券ではなく仮想通貨である」と正式に承認されている仮想通貨はリップルほどの暴騰は見せていない。しかしビットコインは22日も小幅上昇し、夕方には1,540万円をつけて史上最高値を更新した。また今日の上昇で仮想通貨市場全体の時価総額が500兆円を超えた。
過去数年アメリカの仮想通貨市場を抑えつけようとしていたゲンスラー委員長の退任が決まり、来年からトランプ氏大統領になることでアメリカの仮想通貨業界はますます発展・拡大が見込まれる。
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