米大統領選の共和党公認候補であるトランプ元大統領が、週末に米で行われた仮想通貨のイベントでスピーチ。その中で大統領に当選したら仮想通貨を全面的に支援して、現在仮想通貨業界に対する規制を強めているSECのゲンスラー委員長も解任すると述べた。
アメリカではバイデン大統領が選挙戦からの撤退を発表し、ハリス副大統領候補が民主党の大統領指名候補に昇格することになった。そのためハリス対トランプの対決になっているものの、現在のところ両者の支持率はほぼ拮抗しており、どちらが勝つか投票日までわからない状況にある。
そのような中、トランプ氏は現地時間の25~27日にテネシー州ナッシュビルで開催された「ビットコインカンファレンス2024」という仮想通貨業界の国際会議でスピーチをすることになった。
このイベントは2016年頃からアメリカで毎年開催されており、さらに欧州、中東、そしてアジアなど他地域でも関連イベントが開催されている。
そしてトランプ氏は日本時間の28日日曜午前3~4時頃にスピーチを行った。最近は仮想通貨に肯定的になっているトランプ氏なのでここでも仮想通貨を支援する内容があると期待されたが、その期待通り「私が大統領に当選したら、アメリカを仮想通貨の超大国にする」と仮想通貨を全面的に支援する趣旨の発言があった。
さらにビットコインを「国家戦略備蓄」としてアメリカ政府が保有する構想も明らかにした。すでに仮想通貨は世界に1万種以上あると言われるが、その中でもトランプ氏が重要視しているのはやはり最大規模のビットコインであることが明らかになった。
そして数年前から証券当局であるSEC(証券取引委員会)は、多くの仮想通貨関連企業を提訴するなど仮想通貨業界に対する規制を強めようとしてきた。最もよく知られている訴訟はリップル(XRP)の運営元に対するものだが、これは昨年7月にSEC側の敗訴で一旦の決着となった。
そのSECのトップはゲンスラー委員長だが、トランプ氏は大統領になった暁には「ゲンスラー委員長を解任する」とも発言し、仮想通貨業界に好意的な人物を新たな委員長に任命すると述べていた。
内容的にはかなり仮想通貨市場にとって買い材料となりそうなスピーチだったが、仮想通貨市場はそれほどポジティブに反応しなかった。トランプ氏のスピーチ前となる28日午前3時前には1,050万円付近で推移していたビットコインだが、トランプ氏のスピーチが行われても上昇せずむしろ午前5時過ぎには1,025万円まで下落。
その後28日は1,030~1,050万円付近で推移し、29日月曜になるとようやく多少上昇したがトランプ氏の発言が上昇の材料だったとは言い切れない。
週末のスピーチではあまり上昇しなかったものの、仮想通貨を全面的に支援する姿勢を見せたトランプ氏が当選したら、仮想通貨市場が暴騰するかもしれない。
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