米10月CPIは前年同月比2.6%だった。
13日午後10時半に米10月CPIが発表され、予想通りで前月の+2.4%より0.2ポイント高い前年同月比+2.6%だった。この統計発表や、その後のFRBダラス連銀のローガン総裁の「追加利下げは慎重に進めるべき」との発言で米追加利下げ観測が後退。発表後は米ドル高が進行した。またNY株式市場では大きな動きがなく、ダウ工業平均は前日終値よりやや高い水準で推移した末に47ドル高で終了した。
今日の展望
今日は午後7時にユーロ圏の第3四半期GDP改定値が発表されます。15日午前5時にFRBのパウエル議長が発言をします。
為替市場では円安が続いているにも関わらず、最近の東京株は波に乗れず軟調な展開が続いている。先日のNYダウは382ドル安で終わり、この日の日経225平均は59円安の39,317円で寄り付き。場中は前場から後場にかけて売りが殺到して一時は下げ幅が700円を超え、終値は655円安の38,721円だった。夕方以降の先物は下げ止まったものの大きな反発はなく、夜から14日未明にかけて38,000円台後半で上下した。
トランプ氏が大統領に就任したらインフレを進行させる政策が増えるとの見通しから、大統領選後は米長期金利と米ドル高が続いている。13日日中の米ドル/円は大きな動きがなく1ドル=154円台後半で横ばい。そして午後10時半には米10月CPIが発表され、すでに述べたように前年同月比+2.6%だった。統計発表直後は予想通りのため一旦70銭ほど円高に動いたものの、その後のダラス連銀総裁の発言を受けて円安・米ドル高が進行。14日朝方までに155円50銭を超えた。
仮想通貨に好意的なトランプ氏が大統領になることが確定したことで、米大統領選以降仮想通貨市場が高騰している。13日日中は1,350万円付近であまり動かなかったビットコインだが、午後10時頃から買いが多く入り数時間後には1,450万円近くまで上昇。この日も史上最高値を更新したが、その後は1,300万円台まで後退する場面もあった。米ドル建てでも同様で、13日夜の上昇で史上初めて90,000ドルを突破し一時は93,000ドルをつけた。(注:チャートは米ドル表記です)
米では12日になってテスラのイーロン・マスクCEOを新省庁「政府効率化省(DOGE)」のトップに起用すると発表した。この省庁はマスク氏が提案したもので、DOGEと略されることからドージコインの買い材料になっていた。12日日中までの上昇で60円を突破したドージコインだが、この発表は織り込み済で大きな反応はなく13日日中から夜にかけて60円を挟んだ細かい上下が続いた。(注:チャートは米ドル表記です)
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