15日のNY株式市場はFRBの利下げ減速懸念から下落した。
15日未明にFRBのパウエル議長が追加利下げに慎重な発言を行ったため、今後の利下げ減速見通しが台頭。利下げ減速見通しや次期大統領となるトランプ氏の政策への懸念を受けてこの日のNYダウは序盤から軟調な動きが続き、305ドル安の43,445ドルで終了した。他の主要株価指数はもっと下げ率が大きく、S&P500指数は78ポイント安(1.3%安)の5,870、NASDAQ総合指数は427ポイント安(2.2%安)の18,680で終了した。
来週月曜の展望
来週月曜は午後12時にアメリカの11月NAHB住宅市場指数が発表されます。
前日のNYダウは207ドル安で終了したものの、円安などを材料にこの日の東京市場では日経225平均が214円高の38,749円で寄り付き。寄り後に39,000円を回復して堅調な1日になるかに見えたものの、その後は売りが増えて前場から後場にかけて下落。終値は107円高の38,642円だった。夕方以降の先物は円高やNY株安を受けて大幅安となり、16日未明には一時37,700円台まで下落したが今週終了間際に多少は反発した。
FRBのパウエル議長が日本時間15日未明に行った講演で今後の利下げに慎重な発言を行ったが、今週は円安が行き過ぎたことからこの日は円高基調となった。朝方に一時1ドル=156円70銭まで円安が進行し午前中は156円台に留まっていたものの、午後2時頃から円高に動き156円を割った。午後10時半に発表された米10月小売売上高が良好な数字だったことで一時円高は止まったが、16日未明にまた急激な円高が進行。一時は153円台まで下がった後、最後に小幅反発して154円30銭で今週を終えた。
15日未明に米の18州が仮想通貨業界への不当な攻勢に関してSECを提訴したことや、ゲンスラー委員長が最近になって早期の辞任を示唆したことなどを受け、15日朝以降リップルが暴騰している。日付が15日になった時点では110円だったレートはその後急上昇し、他の金融市場が終了する16日早朝までに135円を超えた。そして16日もリップル高は止まらず夜には170円を超え、米ドル建てでは1ドルを超えた。(注:チャートは米ドル表記です)
米18州がSECを提訴したことや、ゲンスラー委員長が早期辞任を示唆したことなどがカルダノにとっても大きな買い材料となった。15日に日付が変わった時点では86円だったレートだが、その後大きく上昇し16日早朝には104円をつけた。そして16日日中以降も上げ止まらず、夜には48時間前より約40%も高い120円をつけた。(注:チャートは米ドル表記です)
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。