20日のNY株式市場終了後にエヌビディアの決算発表がある。
19日夜に発表された米10月住宅着工件数は、予想の年率133万5000件に対し発表は131万1000件と予想を下回った。先週にFRBパウエル議長が今後の追加利下げに慎重な発言をしたことや、この指標が予想を下回ったことなどを受けNY株式市場はこの日も軟調な展開が継続。ダウ工業平均は序盤に一時400ドル以上下落し、終値は120ドル安で先週から数えて4営業日連続下げとなった。
今日の展望
今日は午後4時にイギリスの10月消費者物価指数が発表されます。21日にエヌビディアの8~10月期決算が発表されます。
前日のNYダウは55ドルの小幅安で終了したものの、この日の東京市場では日経225平均が176円高の38,396円で寄り付き。その後は前場から後場にかけて方向感に欠ける相場となり38,400円を挟んだ細かい上下が続き、終値は194円高の38,414円だった。しかし夕方頃になって、ロシアがウクライナに対する核攻撃を示唆する動きがあった。この動きで金融市場ではリスク回避の動きが強まり、先物が数百円下落し37,700円台をつけた。
米ドル/円は19日午前中から午後にかけては目立った動きがなく、1ドル=154円台前半で推移。だが夕方になるとすでに述べたようにロシアの核攻撃を示唆する動きがあり、リスク回避の円買いが増えて1円ほど円高に動き153円台前半に。その後午後10時半に発表された米10月住宅着工件数には大きな反応はなかったものの、20日未明には円安に動き午前中には155円に接近している。
19日朝方に1,400万円だったビットコインは、この日日中はあまり動きがなく1,400~1,420万円の狭いレンジで推移。だが夜になると買いが多く入り、20日午前4時過ぎには1,450万円をつけてこの日も史上最高値を更新した。米ドル建てでも同様で19日日中から夜にかけて大きく動かなかったものの、20日未明には94,000ドルをつけて最高値を更新した。(注:チャートは米ドル表記です)
エヌビディアは20日のNY株式市場終了後(日本時間21日早朝)に8~10月期決算を発表予定。売上高は前年同期比82%増の330億ドル、純利益は同87%増の173億ドルと予想されている。決算発表前となった19日のエヌビディア株は、決算への期待などを受けて序盤から堅調な動きが続き4.8%高の146.89ドルで終了した。
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