米のゲームストップという株は、2021年初頭にネット掲示板の買い呼びかけをきっかけとして突然暴騰して市場を驚かせた。そして今週になってあることをきっかけにまたゲームストップ株が高騰。さらに今回はその影響で思わぬ金融商品も高騰した。
アメリカにゲームストップ(銘柄コード:GME)という株式がある。ゲームストップはゲーム販売会社であり、業績はそれほど伸びていない。しかし2021年初頭にこの株が突然暴騰して、株式市場では話題になった。
ゲームストップ株は2020年前半には1~2ドルとかなり安値圏で低迷していたが、同年後半になると各国の大規模緩和を受けて多少は上昇し5ドル付近で2020年を終えた。
しかし2021年が明けると突然暴騰して1月には一時120ドルと、年末時点の20倍以上にもなった。あまりに急激な変動の影響で、スマホ証券のロビンフッドで一時買いが制限されて問題になったことがある。
その詳細はこちらの記事に書かれている。なお記事中では「500ドルに接近」との記述があるが、ゲームストップ株は2022年に4分割をしている。当時の500ドルは分割後の125ドルに該当するので、現在のチャートで見れば2021年1月の高値は120ドルで正しい。
この暴騰はネット掲示板で個人投資家に対して買いが呼びかけられ、多くの個人がそれに応じてゲームストップ株を買ったからであった。熱狂は一時的なもので終わりその後はジリジリと下げ、先月末には10ドルに接近していた。
ところが今週になって突然ゲームストップ株が3年前のように暴騰する。10日を17.46ドルで終えた同社の株は、週明け13日には74%暴騰して30.45ドルで終了。さらに14日には一時130%高の64.83ドルをつけ、終値は60%高の48.75ドルだった。
ゲームストップ株が再度暴騰した理由は、同社の業績が改善されたからでも、再度掲示板で買いが呼びかけられたからでもなかった。
2021年の暴騰の原因となった呼びかけを最初に行った人物と言われるのは、X(Twitter)で「Roaring Kitty」と呼ばれるアカウントを持つ人物。この人物は2021年半ば以降、現在まで全く投稿を行ってこなかったのだが、今月13日突然投稿を再開した。
投稿しているのはゲームをプレイしている男性のイラストや、その他動画など株の購入とはほとんど無関係のものだ。しかしRoaring Kittyが投稿を再開したというだけで、ゲームストップ株は暴騰した。
また今回は意外な商品もその影響で暴騰した。GameStop(GME)というトークン(仮想通貨)があるが、これは名前が同じであるだけでゲームストップの株や企業とはほぼ無関係だ。
だがRoaring Kittyが投稿を再開した13日頃からこのトークンが暴騰。13日早朝時点では日本円で7~8銭だったレートが、その後暴騰して15日には一時約3円と40倍にもなった。
比較的取引量の少ない銘柄とはいえ、単にXに投稿をしただけで1つの株式や同名のトークンを暴騰させてしまう影響力のある人物がいることは驚くべきことだろう。
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