週明け20日の日本時間朝、先物市場で突然金が5%も暴落するという事態が発生。今日はたまたま日本が海の日で先物市場が休場だったため、日本では金取引がなくあまりニュースにならなかった。どうもこの暴落は上海の金市場が発端なのではないかと見られている。
日本の投資家が休日を楽しんでいた頃、暴落は静かに起こっていた。先週末は1オンス=1,130ドル付近で取引を終えたNY先物市場の金だが、20日朝に突然短時間で1,080ドルまで5%前後も暴落した。その水準には長くは留まらず、すぐに1,100ドルまでリバウンド。それから20日夜までは、1,100~1,115ドルのレンジで小幅な動きが続いた。
金の暴落につられて、他の貴金属銘柄も同様に下落。白金は先週末995ドル付近で取引を終えたが、こちらも20日朝に5%近く暴落して950ドルを割った。その後瞬時に960ドル付近までリバウンドし、それから少しずつ上昇して20日夜には980ドルになった。
銀も下落したが、下げ幅は金や白金に比べると小さい。先週は14.8ドル付近で取引を終えたNY銀は、他の貴金属と同様に20日の朝に下落。しかし下落幅は約2%と小さく、14.5ドル程度までの下げだった。また20日の夜になると、14.9ドルまで上昇して先週末の値を超えている。
今日の暴落について、最初は「アメリカの利上げが近いからではないか?」などの推測も流れていた。しかしその後、下げは上海の金取引所で売りが大量に出たためと発覚。上海の金市場は最近取引規模が拡大し、NY、ロンドン、東京などの主要市場に迫る存在になりつつある。
ただ上海には上海黄金交易所という金取引所があり、金取引が毎日行われている。そして今朝の暴落は、上海市場の売りが発端だったようだ。
暴落の震源地が「上海」だったということで、いろいろな憶測を呼ぶことになる。すでに多くの人がご存じのように、上海では株式市場が6月後半から約3週間暴落してきた。最近になって暴落は止まっているが、それでも3週間あまりで約20%も下げたことには変わりない。
今日の金暴落は、株式市場の暴落で損失を出した中国人投資家が金を売って損失を埋めようとしていたのではないか、とも読み取れる。もちろん市場で何が起こったのか完全に知る術はないが、金の暴落が上海から始まったという事実はかなり気になる。
中国はすでに世界2位の経済大国である以上、中国における株式バブルの崩壊は必ず国内外に大きな影響が出てくる。今回の金暴落も、その影響の1つだったのかもしれない。
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