日本の指数先物市場では、7月19日からJ-gateの次期バージョンが稼働を開始する。一方商品先物市場でも9月から新システムの稼働が予定されている。
株式や指数先物取引を運営する日本取引所グループは、7月19日からデリバティブ取引システム「J-gate」の次期バージョンの運用を開始する。こちらは比較的よく知られているが、商品先物市場でも9月20日から新システムがスタートする。これにともなって、日本の商品先物市場のルールが一部変更される。
最初に取引時間の変更。現在の商品先物市場では日中取引が9時~15時15分だが、これが8時45分開始と15分早まる。そしてナイト・セッションとして16時半~翌朝4時まで行われていた夜間取引が、翌5時半まで1時間半延長される。ただしゴムだけは現行も9月以降も19時で終わる。これで日中とナイト・セッションを合わせた取引時間は約20時間となり、ほぼ24時間取引の体制になる。
そして日中・ナイトともに、取引終了時刻前に引板合わせの時間を設ける。引板合わせとは、終了前に一定時間注文だけを受け付けて約定しない時間を設けた後、終了時にそれらをまとめて約定させる制度のことだ。日中は15時10分にザラ場を終了させて最後の5分は引板合わせ、ナイトは5時25分にザラ場が終了し、最後の5分で同様に引板合わせを行う。
受け付ける売買注文の種類も変わり、これまで受け付けていたストップ注文などが廃止される。ストップの廃止はやや不便になりそうな変更と言える。
そして急激な価格の変動を避けるために、「即時約定可能値幅」の制度を導入する。これはサーキットブレーカーと対になる制度だ。サーキットブレーカーは現在でも運用されているが、前日の終値から上下に一定以上価格が動いた場合、5分間など一定時間取引を中断する。
即時約定可能値幅とは、直近の約定価格よりも一度に大きく動いて次の約定が行われた場合、30秒間取引を中断する。いわばサーキットブレーカーのミニ版のようなものだ。例えば金の場合、9月20日以降はサーキットブレーカーの発動幅は前日終値から上下400円、即時約定可能値幅は上下40円と設定される。
また寄り付きと引け時に行われる板合わせ時に、「ノンキャンセルピリオド」を導入し、板合わせの前1分間は注文の訂正やキャンセルができないようになる。
このように全体的に細かい点が変更される。商品先物取引を行っているなら、9月20日以降はいろいろ変わると頭に入れておいた方がいい。
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