15日午後9時半に米4月CPIが発表される。
15日午後9時半に米4月CPIの発表が予定されており、前年同月比+3.4%と予想されている。またそれに先立って14日夜に発表された米4月PPIは、予想通りの前年同月比+2.2%だったが、前月比では予想を上回る0.5%だった。そのような状況だがPPIは14日のNY株式市場にとって大きな売り材料にならず、前半はさえない動きだったダウ工業平均は後半に上昇。終値は126ドル高だった。
今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの4月消費者物価指数が発表されます。同じ時刻にアメリカの4月小売売上高が発表されます。
前日のNYダウは9営業日ぶりの下げとなる81ドル安で終了したものの、円安が進行していることから14日の日経225平均は108円高の38,287円でスタート。その直後に急騰して一時は38,500円に接近したが、高値を維持することはできず前場中に高値から300円以上下落。そして後場直後には38,100円を割ったものの、その後は上げに転じ終値は177円高の38,356円だった。
15日朝方に数十銭円安・米ドル高に動き1ドル=156円50銭をつけた米ドル/円は、日中は材料がなく156円台半ばで横ばい。そして午後9時半には米4月PPIが発表され、すでに述べたように予想通りの2.2%だったが前月比では予想を上回った。発表直後に20銭ほど米ドルが上昇したが1時間後までに元に戻り、午後11時からのFRBのパウエル議長発言には重要な内容はなくレートはあまり反応しなかった。
NY原油は14日日中は79ドル台前半で細かい上下が続いた。そして午後9時半には米4月PPIが発表され前月比の数字で予想を上回ると、米早期利下げ観測が後退し原油需要減退観測も浮上。発表後に売られ1ドルほど下落して一旦は77ドル台をつけたものの、その後1ドルほど急上昇してまた急落するなど乱高下を見せた末に15日早朝には78.5ドル付近で落ち着いた。
昨年末にパナマの銅鉱山が閉鎖されたことなどを材料に、今年2月以降銅価格が急騰している。14日朝方には1ポンド=4.82ドル付近だったNY銅は、この日は日中から上昇し夜になると上昇が加速。5ドルを超えて2022年3月につけた史上最高値とほぼ同じ水準をつけた。またロンドンのLME銅も1トン=10,100ドルを超えて2022年以来の高値となった。
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