27
Jan

2015年最後の1日

user 著者 鳥羽賢

今日が2015年の最後の日となる。

日本は休場だが海外の多くの国は取引が行われる

今日は12月31日であり、2015年最後の日となる。日本の株式市場は昨日に大納会を済ませたので、今日は休場する。しかし海外の多くの国では通常通り取引が行われるので、世界的に見れば金融市場は今日までと言える。また米経済指標も、新規失業保険申請件数などいくつか発表される。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

19年ぶりの高値で年を終了

大納会となった30日の国内株式市場は、前日にNY市場が堅調だったことを受け日経225平均が19,070円と19,000円を回復してスタート。しかし場中は特に買い材料もなく、また利益確定売りなどが出たためやや値を下げ、19,033円で今年を終了した。この水準は年終値としては1996年の19,361円以来19年ぶりの高値水準。だが夕方以降の先物は31日未明にNY株式市場が下げたため、18,000円台に下落した。

WTI原油

米原油在庫増で下落

米エネルギー情報局(EIA)が、今年最後となる米原油在庫を30日に発表。予想の前週比250万バレル減に対し、発表は260万バレル増と増加していた。先週は米在庫の大幅減によって一時38ドル台まで買われた原油だが、この在庫増を受けて30日は36ドル台に下落。またサウジアラビアのヌアイミ石油相が、原油の減産を行う方針はないと示唆する発言をしたことも、原油の売りにつながった。

米ドル/露ルーブル

約1年ぶりに73ルーブル台

原油が米在庫増などを受けて下落したため、原油輸出国のロシア・ルーブルも下落。1米ドル=73ルーブル台をつけ、昨年12月の通貨危機時以来約1年ぶりのルーブル安となった。12月半ばには原油が33ドル台まで下落したが、現在のルーブルはその時より安い水準。経済の悪化を受けてルーブル安が止まらない状態であり、ロシアの通貨当局の対策が求められる。

米ドル/南アランド

貿易収支は黒字もランド下落

30日の午後9時に、南アフリカの11月貿易収支が発表。予想の66億ランドの赤字に対し、発表は18億ランドの黒字だった。前月は216億ランドの赤字だったため、大幅改善となる。貿易収支は黒字だったものの、主要輸出品の金がこの日価格を下げたことなどもあり、ランドは下落。前日の1米ドル=15.2ランド台から15.5ランド台に低下した。

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