19日の金融市場はリスク選好姿勢が広がった。
18日は前週の熊本地震の影響や原油の生産水準凍結見送りから来た原油安などのため、国内株式市場が暴落した。しかしその後原油がリバウンドしたことなどもあり、19日になって国内株式市場は大幅反発。さらに円安や原油高も進行し、全体的にリスク選好姿勢が戻ってきた感がある。
今日は午後5時半にイギリスの3月失業率が発表されます。午後11時にアメリカの3月中古住宅販売件数が発表されます。
前日は熊本地震の影響などから572円安と暴落した日経225平均だったが、19日になって大幅リバウンド。16,582円と前日比約300円高で寄り付いた直後にさらに上昇し16,800円台に。その後も終日16,800円台を中心に推移し、終値は599円高の16,874円だった。夕方以降の先物の時間になると円安や欧米株高を受けて日経225先物がさらに買われ、17,000円台をつけつつ20日朝を迎えた。
週末の産油国の会合で生産水準凍結に合意できず18日は一時37ドル台に下落したNY原油だが、その後は反騰。また週末から行われているクウェートの石油労働者のストが、原油の供給懸念を拡大し価格上昇を後押しした。さらにナイジェリアの石油パイプラインで火災が起きたという情報も流れ、それらの材料から一時42ドル台まで上昇した。
19日夜に発表された米3月住宅着工件数と建設許可件数は、予想を下回る低調な結果だった。低調な米経済指標などを受け米ドルがユーロに対して下落。米ドル安などの要因からNY金は買われ、19日朝時点の1,230ドル付近から20日朝までに20ドルほど上昇した。銀など他の貴金属銘柄も同様で、19日朝時点で16.2ドルだったNY銀は、20日朝には16.9ドルになっていた。
コンピュータハード大手のIBMが、18日の株式市場終了後に1~3月期の決算を発表。売上高は186億8000万ドルで、前年同期比4.6%減。ただし予想の182億9000万ドルは上回った。これでIBMは16四半期連続の減収。前日終値は152.53ドルだったIBM株は、減収決算を受けて序盤から軟調。終値は5.6%安の144ドルだった。
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