15日からアメリカでFOMCが始まった。
15日には日銀が2日間の金融政策決定会合を終え、金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに現状維持だった。インフレ率2%の達成時期目標も、「2017年度前半」で変更なしとされた。そしてアメリカでは15日からFOMCが始まっている。年明けから不安定になった金融市場を受け、1月に続いて今回も追加利上げは見送られる可能性が高くなった。発表は日本時間で17日の午前3時。
今日は午後9時半にアメリカの2月CPIが発表されます。17日午前3時に米FRBが政策金利を発表します。
すでに述べたように、15日の正午過ぎに日銀が金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに現状維持とされた。前場は17,200円台で推移していた日経225平均は、追加緩和を期待していた市場の失望売りによって後場に下落。一時17,000円割れ寸前まで下がり、終値は116円安の17,117円だった。外国為替市場では円高が進行したため、夕方以降の先物はさらに下げ一時16,800円付近に。
サウジアラビアなど4ヶ国が、生産水準を1月のレベルに凍結することで2月に合意した。しかし最近になり、具体的な方法の協議が今後難航するという観測が台頭。またOPECの月報で2月の加盟国生産量が高かったという情報が流れた。これらの要因から15日のNY原油は下げ、一時36ドル台割れも見せた。
日銀の発表前となった15日午前中は、米ドル/円は113円80銭前後で推移。しかし日銀が追加緩和なしを発表すると、市場は円買いに動いた。またこの日に原油が下がったことも、リスク回避の円買いを誘発。午後以降一貫して円高・ドル安が進み、午後9時頃には112円台後半をつけた。
日本時間の14日未明にトルコのアンカラで起こった爆弾テロ事件が、新たな展開を見せた。トルコ政府はテロはクルド人組織の関係者によって起こされたと断定。クルド人組織・PKKの拠点へ空爆を開始した。このニュースなどを受けて15日にはトルコリラが売られ、前日の1米ドル=2.86リラ台から一時2.9リラまでリラが下落した。
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