27
Jan

米2月ADP雇用統計は21万4000人増

user 著者 鳥羽賢

2日に発表された米2月ADP雇用統計は21万4000人増だった。

ADP雇用統計良好で追加利上げ観測がやや浮上

2日の午後10時15分に、米2月ADP雇用統計が発表。予想の前月比18万8000人増に対し、発表は21万4000人増と良好だった。一方前月の数字が、20万5000人増から19万3000人増に下方修正された。この数字を受け、市場ではFRBによる早期利上げ観測がやや台頭。あとは4日金曜の2月雇用統計の発表待ちとなる。

今日の展望

今日は夕方にユーロ圏と圏内各国の2月サービス業PMIが発表されます。

日本225(円)

今年2番目の暴騰

前日の米経済指標が好調だったことから米ドル/円が114円台まで回復したことや、NY株高を受け2日の国内株式市場は朝から堅調。日経225平均は前日比306円高の16,391円で寄り付き、前場には16,700円台まで上昇した。後場になっても高値圏で推移し、終値は661円高の16,746円と今年2番目に大きい暴騰で終了。夕方以降の先物は為替が円高方向に動いたことから、3日朝までに多少下落した。

WTI原油

米原油在庫大幅増でも上昇

米エネルギー情報局(EIA)が、2日に週間原油在庫を発表。予想の前週比360万バレル増に対し、発表は1040万バレル増と大幅に増加していた。この発表を受けてNY原油は一時33ドル台半ばまで下落。しかしサウジアラビアなど産油国が生産水準凍結に動いていることから、その後反騰。1月以来約2ヶ月ぶりとなる35ドル台をつける場面もあった。

メタ

ブラジルで幹部逮捕も株価には影響せず

ブラジルで裁判所から命じられたデータ開示に応じないとして、現地のFacebook副社長が逮捕される事件が起こった。しかしこのニュースにも関わらず、2日のFacebook株はそれほど下がらず。前日終値は109.82だったが、2日は序盤から中盤にかけて下落した後、終盤にリバウンドし終値は109.95だった。

米ドル/円

上昇の反動でドル売り

2日日中の米ドル/円は、114円付近で横ばい。その後夕方前後に114円台半ばまで値を切り上げた。その後発表された米2月ADP雇用統計は、すでに述べたように予想より良い数字だった。ADP雇用統計が良かったものの、これまで数日間の上昇の反動が出て発表以後は円高・米ドル安に。3日朝までに1円ほど下げて113円台半ばになった。

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