27
Jan

日本国内は成人の日で休場

user 著者 鳥羽賢

11日は日本が成人の日で株式・先物市場は休場する。

今週は株安が止まるかどうかが焦点

金融市場にとって2016年最初の週となった先週は、世界同時株安に見舞われた。国内株式市場でも大発会から5日連続の下落という、戦後の株式史上で初の悪いスタートとなった。今週は株安が止まるかどうかが焦点になる。しかしゼロ金利時代の現在はかつて株安時に行っていた緊急利下げなどを行う余地がなく、各国の金融当局にできることは限られている。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカの12月労働市場情勢指数が発表されます。

日本225(円)

日中はほぼ横ばいも先物大幅下げ

前日7日のNY株式市場が下げて終わったことから、8日の日経225平均は安く寄り付き、17,562円でのスタートとなった。その後中国株式市場が始まり一瞬下げた後落ち着いたことから、日本の株式市場も上昇。後場にはやや下げて終値は69円安の17,697円だった。しかし夕方以降の先物の時間になると、NY株式市場の下げや117円台前半までの円高進行を受けて日経225先物が大幅下落。9日朝には17,200円台で先週を終えた。

米ドル/円

円高止まらず117円台前半に

117円台で朝方推移していた8日の米ドル/円は、中国の株式市場が下げ止まったことを受けて一旦118円台まで円安に。その後夜になって発表された米12月雇用統計が良好だったため、発表直後に118円台後半まで上昇。しかし中国経済への懸念が拭えないことや、米長期金利が下げたことなどから9日になって急激に円高に転換。9日朝には117円台前半で先週を終えた。

ポンド/円

リスク回避から対ポンドでも円高継続

リスク回避の円高が続いているが、それはポンド/円でも同じだった。8日午後6時半に発表された11月英貿易収支は、予想より少し赤字幅が大きい106億4200万ポンドの赤字だった。この数字や米雇用統計発表後の円買いを受け、ポンド/円が日中の173円付近から9日朝には170円台に下落。2014年10月以来1年3ヶ月ぶりの安値更新が続いている。

WTI原油

石油掘削リグ数激減でも下落

アメリカの民間会社が、週間石油掘削リグ稼働数を発表。前週比20基減の516基だった。NY先物市場の原油は、8日日中に中国市場の落ち着きから34ドル台に小幅上昇。また石油掘削リグ稼働数減という買い材料が出たにも関わらず、中国懸念などから売りが止まない展開に。9日朝には再び32ドル台半ばまで下落した。

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