27
Jan

原油価格が連日の急騰

user 著者 鳥羽賢

31日も先週後半に続いて原油価格が高騰した。

暴落はないが上昇トレンドも再開せず

先週前半までの世界同時株安が後半で止まり、今週はまた上昇トレンドに戻れるかどうかの分岐点となるはずだった。しかし月曜の世界各国の株式市場は全体的に軟調で、暴落の震源地である中国を含め主要国がどこも前日比マイナスで終了。暴落というほどではないが、上昇することもできなかった。

今日の展望

今日は午後1時半に豪政策金利が発表されます。午後9時半にカナダの第2四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

生産指標が低調で国内株安

31日の市場開始前に7月鉱工業生産が発表され、予想の前月比0.1%増に対し、発表は0.6%減と低調だった。低調な生産指標に加え、先週水~金まで3連騰したことからくる利益確定売りなどが重なり、31日の国内株式市場は軟調。19,006円で寄り付いた日経225平均はザラ場に売りが広がり、終値は18,890円と19,000円を割り込んだ。夕方以降の先物はあまり動きはなく、18,800円台で横ばいだった。

WTI原油

急騰し3日間の上昇幅は30%にも

米エネルギー情報局(EIA)が、この日生産月報を発表。6月のアメリカ国内の産油量は930万バレルで、前月から10万バレル減少した。さらに1~5月の数字も下方修正された。それに加えてOPECが原油安に懸念を表明したため、今後減産が行われるという見通しが広がった。NY先物市場の原油は急上昇し49ドル近くに。これで先週から3日間の上昇幅は約30%にも達した。

米ドル/露ルーブル

原油高にもルーブルはあまり動かず

先週は原油安を受けて1米ドル=70ルーブルまで安くなったルーブルだが、過去3営業日の原油高を受けて反騰。前営業日の28日には65ルーブルまで上昇した。しかしその後31日にはNY原油が4ドルもの暴騰をしたが、ルーブルはあまり動かず65ルーブル付近のままだった。

米国30

中国懸念は消えず下げる

昨日はアジアと欧州各国の株式市場が軟調だったが、NY市場もその流れを止められなかった。中国経済への懸念を払拭することができず、また9月の利上げ予想も残っているため、NY市場は下落。ダウ工業平均が114ドル安の16,528ドルで終了した。これで8月はダウ、S&P500、NASDAQ総合と主要3指数が全て6~7%程度の下げで終了。この下げ幅は、ギリシャ総選挙でデフォルトリスクが高まった2012年5月以来となる。

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