27
Jan

今週は米雇用統計発表

user 著者 鳥羽賢

今週の金曜に米2月雇用統計が発表される。

雇用統計は追加利上げの判断材料になる

今週の金曜4日に、アメリカが2月雇用統計を発表する。26日金曜に発表されたGDP改定値が年率1.0%と良好だったため、FRBの追加利上げ観測が高まった。そして今週発表される雇用統計は、追加利上げを判断する重要な材料となる。またそれに先だって、2日水曜には2月ADP雇用統計の発表が予定されている。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の2月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

G20警戒で後場にかけて利食い売り

先週の堅調な相場が金曜も継続し、日経225平均の寄り付きは171円高の16,311円に。またその直後に16,500円近くまで上昇した。しかし26~27日に上海でG20が開催されていたことから、その結果を見極めるために一旦利食い売りをする動きが広がる。後場になってからは軟調な展開で、終値は48円高の16,188円だった。夕方以降の先物の時間は円安の進行を受けて日経225先物が上昇し、16,300円付近で先週を終えた。

米ドル/円

良好なGDPを受け114円付近に

金曜日中から夕方にかけての米ドル/円は、112円台後半で小動き。そして夜10時半にアメリカの2015年第4四半期GDP改定値が発表。予想の前期比年率0.4%増に対し、発表は1.0%増だった。また他の米経済指標も良好で、発表前後から米ドル高が進行。27日未明には114円付近をつけて、そのまま先週を終えた。

WTI原油

掘削リグ減少も反落

サウジアラビアなど産油国が3月中旬に生産水準凍結について協議する会合を開くとの情報から、25日以来NY原油が上昇。26日日中には一時34ドル台をつけた。またこの日発表されたアメリカ国内の石油掘削リグ稼働数は、前週比13基減の400基と発表され、10週連続減少だった。リグ稼働数は減少したものの、やや上がり過ぎ感があることから利益確定売りが広がり27日朝までに32ドル台まで反落した。

ドル高を受け1,210ドル台に下げる

26日のNY金は日中は1,230ドル台で横ばい。しかし夜になり米経済指標が発表されると、米ドル高が進行しそれにともなって金は下落。一時1,210ドル付近をつけた。金価格は1月後半から2月前半まで世界同時株安を受け急上昇したが、2月後半になり株式市場が安定してきたため、現在は1,220~1,240ドル前後のレンジで推移している。

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