27
Jan

今週は日米の政策金利発表

user 著者 鳥羽賢

今週は日米の政策金利発表がある。

米FRBの追加利上げはあるか

今週は日本とアメリカ、そしてイギリスの政策金利発表も行われる重要な週となる。日銀は14日月曜から会合を開始。15日火曜の正午過ぎに政策金利が発表される予定。追加緩和があるかどうかが焦点になるが、1月29日にマイナス金利の導入を発表してからまだ日が浅い。一方米FRBは17日木曜未明に政策金利を発表し、追加利上げがあるかが焦点になる。ただ今回の追加利上げの可能性は低いと見られている。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の1月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

10日夜の乱高下から回復し上昇

10日夜にECBが政策金利を発表。3つの政策金利を全て引き下げるなど、追加緩和を発表した。その発表とドラギ総裁の会見で金融市場が乱高下し、日経225先物も一時16,300円台に下落。しかし11日になると堅調相場に戻り、16,610円と安く寄り付いたがその後は上昇。後場になると一時17,000円台もつけ、終値は16,938円だった。

WTI原油

国際エネルギー機関の月報を受け買われる

国際エネルギー機関(IEA)が、この日に月報を公表。その中で、原油価格は底入れした可能性があると指摘した。またアメリカの民間会社が国内の石油掘削リグ稼働数を発表、前週比6基減の386基で、12週連続の減少となった。これらの材料から、NY先物市場の原油が上昇し、38ドル台後半をつけた。

豪ドル/円

原油高から資源国通貨買いが広がる

すでに述べたように、11日の先物市場では原油が39ドル近くまで上昇。それにともない、豪ドルなど資源国通貨への買いが広がった。11日朝は84円台前半にあった豪ドル/円は、一貫して上昇し12日朝には85円台後半にまで到達。もう1つの資源国通貨であるNZドルも同様に買われ、NZドル/円は11日朝の75円台前半から12日朝には76円台後半に上昇。

米ドル/トルコリラ

トルコでテロ事件もリラは暴落せず

日本時間の14日未明に、トルコの首都・アンカラで爆弾テロ事件が発生。これまでのところ34人が死亡する大惨事になった。このテロ事件を受けて始まった週明けの為替市場だが、トルコリラの暴落は起こらず。先週の終値が1米ドル=2.86リラ台だったレートは、週明け2.88リラ付近までリラが下落したが下落幅は小さかった。

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