6日になっても世界景気への懸念は消えなかった。
中国経済を初めとする世界経済への懸念が、6日になっても消えなかった。また6日日中には北朝鮮が水爆実験を実施したと発表し、それが市場の懸念をさらに拡大させた。外国為替市場ではリスク回避の円買いが続き、また株式市場はアメリカも含む多くの国で下落。世界的なリスク回避ムードが続いている。
今日は午後7時にユーロ圏の11月失業率が発表されます。午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。
年明けから軟調な相場が続く国内株式市場だが、6日も同様にさえない展開だった。前日のNY株式市場は横ばいだったことから寄り付きはそれほど悪くなく、前日より高い18,410円でスタート。しかし北朝鮮の水爆実験の報道が流れたことなどから前場に急激に下落し、後場開始直後に一時18,000円を割れそうな水準まで到達。その後多少リバウンドしたが、終値は183円安の18,191円だった。
6日には米エネルギー情報局(EIA)が、週間原油在庫を発表。原油在庫は予想の40万バレル増に対し、発表は510万バレル減と大きく減少していた。しかしその一方で、ガソリン在庫が予想の230万バレル増に対し発表は1060万バレルも増えた。ガソリン在庫の大幅増を受け、NY先物市場では原油が急落。一時33ドル台をつけ、リーマンショック直後の2009年1月以来7年ぶりの低水準となった。
年が明けてから中国と世界経済への懸念が広がり株安になっているため、安全資産としての金買いが続いている。年末は1,060ドル付近で終わったNY金は、4~5日に上昇した後6日になっても続伸。北朝鮮の核実験の報道は金買いをさらに後押しし、7日朝までに1,090ドル台に上昇した。ただし他の貴金属銘柄、銀やプラチナは6日に限って言えば上昇は見られない。
リスク回避の円買いは、ポンドに対しても続いている。12月になってから下落基調が続くポンド/円は、年明け時点で177円付近からスタート。そして4日以降の3日間で円買い・ポンド売りが続き、6日夜には一時2014年10月末以来約1年2ヶ月ぶりとなる172円台にまで下落した。
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