LINE
27
Jan

世界同時株安の2月が終了

user 著者 鳥羽賢

1月に続いて世界同時株安になった2月が終了した。

1月と同じ後半はリバウンドの展開だった

昨日で2月の全営業日が終了。今年の2月は1月と同様に世界同時株安になり、前半が株安で後半はややリバウンドという同じ展開だった。ただし日経225平均を見ると、1月の場合は一旦底をつけたのが1月21日、2月は12日とやや底をつけた時期にずれがある。2月15日以降の2週間は目立った暴落は見られなかった。

今日の展望

今日は午後0時半にオーストラリアの政策金利が発表されます。午後10時半にカナダの第4四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

円高と中国株安で下げる

先週金曜26日に円安が進行し米ドル/円が114円近くまで上昇したため、29日の国内株式市場は高く寄り付いてスタート。日経225平均は125円高の16,313円から始まり、直後に16,400円台に上昇した。しかし円高が進行し午後までに112円台になったことや、中国の上海株式市場が下げたことから後場になって国内株式市場も反落。終値は162円安の16,026円だった。

米ドル/円

G20の結果と低調な米指標から円高進行

先週末にG20が上海で開催され、各国が通貨安競争に一定の歯止めをかけることで合意した。これを材料として週明け29日は円高・米ドルが進行し、夕方には112円台に。さらに夜に発表されたアメリカの景気指数が予想より悪かったため、1日未明になってさらに円が買われ、1日朝には112円台前半をつけた。

ユーロ/円

約3年ぶりの122円台

イギリスのEU離脱を問う国民投票が6月に行われると決定したことから、ユーロ圏やEUの将来に対する懸念が高まっている。またECBの追加緩和観測もあり、週明けもユーロは引き続き軟調。29日朝には124円付近にあったユーロ/円は、1日朝までに122円台まで下落した。ユーロ/円の122円台は、日銀が異次元緩和を開始した2013年4月以来約3年ぶり。

WTI原油

中国追加緩和を受けて上昇

中国人民銀行が、29日夜に預金準備率の0.5%引き下げを発表。これは日中の株安を受けた措置と見られる。この報道を受け原油の需給懸念が改善するとの見通しが高まった。さらに先週金曜に発表されたアメリカの石油掘削リグ稼働数が減少していたことも、原油を後押し。結局この日はNY先物市場の原油は34ドル近くまで上昇した。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう