27
Jan

世界同時株安が止まる

user 著者 鳥羽賢

4日の世界同時株安が、5日になるとひとまず落ち着いた。

世界の多くの市場で落ち着いた動きに

4日は中国の株式市場が7%下落でサーキットブレーカーが発動したのをきっかけとして、日本を初め欧米など多くの市場で大幅下落になった。しかし5日になると、上海総合指数も前日とほぼ同じ値で終わり株安は見られず。日本の市場も一時前日比でプラス圏になるなど下落はひとまず止まった。

今日の展望

今日は午後10時15分にアメリカの12月ADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

前場上昇後後場に下落

前日のNY株式市場が大幅安で終わったため5日の国内株式市場も前日に続いて大きく下げることが懸念されたが、実際には杞憂となった。18,398円と前日よりも50円ほど安く寄り付いた後、前場に一時前日比プラス圏の18,547円まで上昇。しかし後場になると上海株式市場が下げたことを受け日経平均も下落に転じ、終値は始値よりも低い18,374円だった。

アップル

iPhoneを30%減産報道で2.5%安

iPhoneシリーズの最近機種・iPhone 6Sが、世界各地で在庫が積み上がっているために、Appleが1~3月に30%減産を行うとの報道が流れた。在庫が積み上がっている理由は、6SがそれまでのiPhone機種に比べて特に目新しい機能がなかったためと見られている。この報道を受け、5日のNY株式市場でApple株が2.5%下落し、終値は102.71ドルだった。

フォルクスワーゲン

米司法省提訴を受けて下げる

排ガス規制逃れ問題の影響が続くフォルクスワーゲンだが、4日に米司法省が同社を提訴。場合によっては日本円にして数兆円の制裁金をかけられるという。この報道を受け、5日のVW株は4%安の121.40で終了。4日も5%下げたが、これはどちらかというと世界同時株安の流れからの下げだった。5日は地合ではなくVW株自体の売り材料によるもので、2日間で10%ほど下落した。

WTI原油

中国懸念から35ドル台に

中国の株安は5日になってやや落ち着いたとは言え、4日に発表された指標が悪かったことから中国経済に対する懸念は続いている。中国懸念から原油需要が減退するとの観測が広がり、5日のNY原油は下落し35ドル台に。3日にサウジアラビアがイランと断交して一時原油が上昇したが、その買い材料も中国懸念など、より大きな売り材料の前にかすんだ形になった。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう