27
Jan

世界の株式市場が反発

user 著者 鳥羽賢

11日はギリシャ不安の一時的後退から日本国内を含め世界的に株価が反騰した。

ギリシャ問題に一喜一憂する市場

世界の金融市場がギリシャ問題に大きく影響されている。前日にギリシャの改革案にドイツが一部満足したとの報道が流れ、それを受けて11日の国内株式市場も含め株価が反発。ただし日本時間の夜には「ギリシャとの隔たりはまだ大きい」とIMFが発表したことを受け、上昇の勢いが衰えている。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの6月ミシガン大学消費者態度指数が発表されます。

日本225(円)

リスク選好復活で336円高

ギリシャの改革案にドイツが一部満足したとの前日の報道を受け、11日の国内株式市場はリスク選好ムードが復活。日経225平均は前場から堅調で、終値は前日比336円高の20,382円だった。夕方以降の先物の時間になっても堅調さは持続し、日経225先物が一時20,500円台をつける場面もあった。ただ夜にIMF関連の報道が流れると、少し下げている。

NZドル/円

NZ中銀がサプライズの利下げ

ニュージーランド中銀が昨日の午前6時に政策金利を発表し、大方の据え置き予想に反して0.25%利下げして3.25%とした。サプライズの利下げが発表されたためNZドルは急落し、NZドル/円は発表前の88円台前半から86円台前半まで下げた。また対米ドルでも、発表前の0.72から一時0.7を割り込んで5年ぶりの安値をつけた。

豪ドル/円

好調な豪雇用指標を受けて上昇

昨日午前10時半に、豪雇用指標が発表された。5月新規雇用者数は、予想の1万5000人増に対して発表は4万2000人増と好調だった。また5月失業率も予想の6.2%に対して発表は6.0%だった。好調な雇用指標を受けて豪ドルが買われ、豪ドル/円は発表前の94円台後半から95円台後半まで上昇した。

米ドル/円

米指標発表後に一瞬だけ124円台

ギリシャ問題の後退期待を受け、11日はリスク選好ムードから米ドル/円が上昇。朝方の122円台後半から夜には123円台後半まで円安になった。午後9時半には5月小売売上高などの米経済指標が発表され、その後の動きで一瞬だけ124円を回復。ただIMFがギリシャとの隔たりは大きいと発表した報道からその後はリスク回避ムードになり、また円高に傾いた。

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