金融市場では火曜になってもリスク選好の流れが継続した。
先週は円高と日本の株安が目立った1週間だったが、今週になってからその流れが止まり反転して円安・株高に。そしてその流れが12日も継続した。また先物市場ではロシアとサウジアラビアが原油の生産水準凍結で合意して原油が上昇するなど、これまでとは反対の流れになっている。
今日は午後9時半にアメリカの3月小売売上高が発表されます。午後11時にカナダの政策金利が発表されます。
先週から11日まで15,000円台を中心に推移していた日経225平均は、12日になって32円安の15,719円で寄り付いた。だがその直後に買われて15,900円台を回復し、そのまま引け時点まで15,900円付近で推移。終値は15,928円だった。夕方以降の先物の時間になると、円安と欧米株高の進展から日経225先物はさらに上昇し、16,000円台を回復した。
生産水準凍結に向けて調整を続けている産油国だが、この日はロシアとサウジアラビアがイランなど他国の協力なしでも生産水準を凍結することに合意したと報じられた。この報道を受けてNY原油は続伸し、42ドル台をつけた。これ以上の上昇があるかどうかは、17日にカタールで開かれる会合の結果次第と言える。
11日も108円前後の円高水準に留まっていた米ドル/円だが、12日朝に麻生財務相が円高について「一方的に偏った投機的な動きが見られるなら、場合によっては必要な措置をとる」と発言。それまで107円台後半にあったが、この発言を受けてその後は円安・米ドル高に傾いた。日中から夜にかけて一貫して円安になり、13日朝までには108円台後半になった。
政局の混乱が続いているブラジルだが、ルセフ大統領の弾劾投票が17日に下院で行われることに決まった。最近は政権交代期待が高まると上がることの多かったブラジル・ボベスパ指数は、大統領弾劾投票の決定を受け12日も上昇。前日比3.7%高の52,001で終了した。ただしブラジル経済の低迷が、政権交代だけで解決できるかどうかは未知数。
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