14日はここ最近のユーロ上昇が継続した。
ユーロが円や米ドルに対して、14日に一段高となった。日本やドイツなど主要国の長期金利が4月後半から上昇しており、同様にユーロも昨年後半の下落から一転して上げている。債券・ユーロともに、昨年後半の下げからここにきて巻き戻しが進んでいるように見える。「セルインメイ」のジンクスは、今年はまず債券市場で見られることになったようだ。
今日は午後9時半以降、5月NY連銀製造業景況指数などアメリカの経済指標がいくつか発表されます。
ユーロ高が昨日も続き、ユーロ/米ドルは2月中旬以来約3ヶ月ぶりに1.14台に乗せた。なお昨日は新規失業保険申請件数などいくつかの米経済指標が発表されたが、結果はまちまちで特に買い・売りの材料にはならなかった。ユーロ/米ドルは3月の当面の底値から1000pip近くリバウンドしている。
昨日の国内株式市場は、朝方から軟調な展開。日経225平均は19,661円と前日より100円程度安く始まった後、金利の上昇や円高などを背景に売り先行の市場だった。そのまま地合の転換は見られず、結局終値は194円安の19,570円。夕方以降の先物は、初めは下落し一時19,400円台をつけたものの、その後は欧米株式市場の上昇を背景にリバウンド。15日朝には19,600円台まで回復した。
いくつかの米経済指標が発表された14日だが、そのうちの1つ4月PPIは予想の前月比0.1%上昇に対して結果は0.4%低下とかなり低かった。この結果からFRBによる早期利上げ観測が大きく後退し、それを受けてNY株式市場は上昇。ダウ工業平均は3月につけた史上最高値に近づいた。またS&P500指数は終値が2,121と、終値ベースで史上最高値を更新した。
前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫は、予想の前週比38万6000バレル増に対して発表は220万バレル減だった。前週より減ったものの、米の供給過剰感はまだ根強く残っている。また国際エネルギー機関(EIA)が世界の原油供給圧力が増していると述べたこともあり、ここ最近の上昇が一服して反落。60ドルを割って59ドル台まで後退した。
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